BELLMARE 2002

 ブラジルトリオに4失点で大敗 0対4 川崎F @等々力  02.8.31

 6時キックオフ。しかし、僕はすっかり時間を間違えてしまって、スタジアム到着は6時半すぎだった。
 競技場入口に辿りついたら、ちょうど「ゴ〜ル!」のアナウンス。そして「ベンチーニョ!」。あ〜、先制を許したか…と思いながら、記者席についてオーロラビジョンを見上げたら、なんと2対0。おまけに両チームのフォーメーションを確認し終えて、やっと落ち着いたと思ったら、マーロンに3点目。結局、前半終了時点で0対3。勝敗がほぼ決してしまったのだった。

 3点目は、右から長橋が入れたライナー性のクロスをマーロンにヘディングで決められた。ボールが出た瞬間は、ボールとマーロンの間にDFが入っているように見えたのだが、ヘディングシュートの瞬間にはマーロンはほとんどフリーだった。バックのポジショニングがまずくて、マーロンをつかまえることができなかったのかなぁ、と思っていたら、後半に入って今度はもっと露骨に同じシーンが繰り返された。

 ダメ押し点となった4ゴール目。右サイドからベンチーニョが入れたセンタリング、今度はかなり滞空時間のあるロビング、をまたしてもマーロンにほぼフリーで決められたのだ。ベルマーレのDFは2人いて、フロンターレはマーロン一人だった。にもかかわらず一番ベンチーニョから遠いポジションで、マーロンはやすやすとヘディングゴールを決めたのだった。

 FWの側からいえば、マーロンが巧みにDFの視野の外へ逃げて、フリーになったということで、DFの側からいえば、ボールに目をとられて、マークすべきマーロンを逃がしてしまったことになる。
 もちろんベルマーレの側に立つ僕は、ボールとマーカーを視野に入れられるポジションをとれなかったか疑問だった。

 あと気になったのは、エリアがどこであれ、球際でベルマーレの選手が負けていたこと。競り合いのシーンで、ベルマーレが勝つことがあまりなかった。それが中盤ならチャンスの芽が潰え、ゴール前ならゴールチャンスが溜息に変わる。
 同じ場面をフロンターレ側からみれば、チャンスが広がり、ゴールが生まれることになるわけで、その差は大きい。単に、いわゆるフィジカル(この言葉は難しい)の問題というより、体の入れ方に工夫がないように見えた。

 もう一つ。後半に入ってベルマーレは3点を追うべく攻めたのだが(この試合展開なら、こういう流れになるのは当然)、ダイナミックさが感じられなかった。ボールはそれなりに回っていて、パスもつながり、チャンスらしきシチュエーションもあったのに、ダイナミックさが感じられなかったのは、コンビとかオートマティックといった言葉で最近表現される動きがほとんど出なかったからだと思う。

 例えば攻めている時間も、パスが出てから走り始める、あるいはほとんど同時というプレーが多かった。サイドでガチャガチャとなったボールをキープし、縦に一本パスが入り、落としたボールを逆サイドへ。そんな理想的なチャンスの形ができつつあるのに、逆サイドに出てくる選手が、ほんの少し遅いだけで、チャンスが大きく膨らまない。そんな場面が何度かあった。もっとシンプルなスルーパスの場面でも同じようなことがやっぱりあった。
 そして、しばらく攻めていた時間が終わった後では、裏を狙う選手にマイナスのパスが出たり、受け手はフリックして足元でもらおうとしているのにスペースにボールが出たりするようになっていった。

 まあ、うまくいかない時はこんなものなのだが、しかも練習をまったく見に行っていないので、あまりはっきりと何かを言うことはできないのだが、今日のような試合で見えた課題を、監督はもちろんだが、選手同士で確認し合うことは大事だと思う。




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