BELLMARE 2002
何はともあれ勝ち上がり。 1対0 vs愛媛FC @平塚 02.12.8
いやあ辛い勝利だった。もちろん内容的には上回っているのだが、それでも最少得点差、それに…。いい試合ではなかった。
虎の子は後半6分。保がつないだボールを梅山が右からセンタリング。戸田が合わせたもの。その後も何度も決定的なチャンスがあったのだが、保をはじめとして誰も決め切れなかった。
勝利を確実にできなかったという意味ではゴールをはずすのは目立つが、それ以上に気になったのは試合終盤。
1対0。点差は1点。しかもフィジカルでもパス回しでもベルマーレの方が明らかに地力がある。それなのにラスト数分になってDFがパスミスしたり、ミスキックしたり、GKが信じられないようなボールを蹴ったり。
番狂わせが起きても不思議ではなかった。むしろ幸運だったと思うべきだろう。
それでもとにかくこれで2回戦を突破。3回戦ではFC東京と対戦できる。
そう、相手はJ1。これが見たかった。J2である程度の結果と内容を収めたベルマーレのようなチームにとって、天皇杯での第一義はJ1との対戦だ。
いい試合をすることはもちろん、勝利するために心と身体の集中力を高めて、次戦はピッチに立ってほしいと思う。負けて悔しく思えるくらいの精神状態でゲームに臨まないと、せっかくのJ1との対戦が無駄になってしまうから。
試合後の会見では愛媛FCの石橋総監督が印象深いことを語ってくれた。
「チャンスはあったが最後のところで体を張られると…。サッカーをやる環境の差が出た。うちは週4日の練習。日曜にゲームをしても月曜は朝から仕事に出る。今日もこれからすぐ帰って明日の朝から仕事。その差は大きい」
そうなのだ。人間を作るのは、その人間の精神(志)と環境だ。心がなければ強くならないし、心があっても環境がなければ上には行けない。
ベルマーレの選手は愛媛に比べれば、当たり前のことだがいい環境にいる。でも、環境の意味をもう少し広げれば、クラブの雰囲気、ムード、空気も含まれる。
ワールドカップで戦うチーム、日本代表を目指す選手がたくさんいるチーム、絶対優勝するぞとみんなが思っているチーム、何が何でもJ1へ上がろうと誓っているチーム…。
ベルマーレの空気が、これらのチームのようになること。それがJ1へ上がれるか、このままJ2中位のチームでいるかの差になると思う。
もちろん自由で開放的な風通しのよさは、ベルマーレの長所でもあるのだが。
何はともあれ、次はJ1。すっごく楽しみだ。

