BELLMARE 2003

 勝利はお預け。  0対0 vs大宮  @平塚  03.6.7

 山田松市監督になっての2試合目。
 就任初戦の前節はサンフレッチェ広島とアウェーで対戦して0対0で引き分けている。
 初戦では、結果に関していえば、連敗をストップしたこと、失点をしなかったことの点で、監督交代効果はあった。内容的には……広島戦を見ていないのでわからない。

 聞くところによれば選手に、戦う姿勢、のようなものが見られたとのこと。
 もっともこの「戦う姿勢」というやつがそもそも微妙な言い回しで、接戦で最後まで試合を捨てないのは当たり前だし、かといって勝利が確実なのに最後まで戦う姿勢をむらむら発揮しているのもどうなんだろうと思うし、大敗しているのに戦う姿勢を前面に押し出しているのも何だかやけっぱちというか「戦う」というよりも「怒り」や「苛立ち」をぶつけているようにも見えたりして、うーん、戦う姿勢はもちろん大事なのだけど、それがあったからいいというようなものではなくて、当たり前にあるものと考えた方がいいような。

 というわけで与太話はさておき、大宮戦。
 ベルマーレの布陣は3−3−3−1。3バックの前にボランチの吉野がいて、両アウトサイドに中里と梅山がいて、その前に熊林を中央にして、高田と坂本が2列目というか1・5列目。そして最前線にリカルド。
 変わったと感じたのは、3バックの中央のパラシオスがカバーリングを重視していること、吉野と熊林が縦並びになっていたこと、1トップにして高田と坂本が飛び出して行ったりリトリートしたりを繰り返していたこと。

 そうそう、忘れないうちにメモっておくと、高田と坂本は、左=高田、右=坂本が基本ポジションのようだった。左利きの選手を右に、右利きの選手を左にというのは最近よく見られるちょっとした流行だけど、この二人に関して言えば、僕にはうまく機能していないように見えた。普通に坂本を左に置いた方がいいのではないかと思った。

 試合では噂通り、キックオフからベルマーレが「前へ」の意識を見せる。
 また11人が素晴らしく連動した動きをしていて、ボールのポジションによって全員がバランスよくポジションをとり、同じ方向を向いていた。
 そんなわけで序盤からしばらくはベルマーレが整理されたプレッシャーと、攻撃の意識によって押し気味にゲームを進めていた。
 それでも大宮も連敗中とはいえ、地力のあるチームらしく、30分が過ぎる頃には安藤と島田が開き気味のポジションをとり、中里と梅山の位置を下げ、パスも上手に回し始めて、ポゼッションで上回るようになる。

 そんなこんなで前半終了。
 悪くない。いい感じ。でも、サミアの頃だって悪くはなかった。そして、だけど、何かがちょっと足りない感じだった。システムはあるのだけど、パッションがないというか。
 いや、このパッションが今季のベルマーレの最大テーマなのだ。スローガンなのだ。それはないはずはない。
 でも、パッションって何だろう。どうやったら生まれるのだろう。プレーで生まれるものなのか、ゲーム展開で生まれるものなのか、戦う姿勢で生まれるものなのか…。

 そんなことを考えながら後半。
 拮抗したとも言えるし、閉塞したとも言えるような試合を動かしたのはベルマーレ。高田がヘディングでショートを決めたのだ……と書ければいいのだが、残念ながらシュートは決まらなかった。
 2本。高田の決定的なシュートが2本もバーに当たったのだ。
 その他にも金のフリーキックも惜しかったし、熊林は試合後半までキレキレだったのだけど…。

 というわけで前節に続いて、0対0でタイムアップ。
 勝てないなあ。湘南も大宮もゴールが奪えなくて、勝てない。
 どっちも悪くないと思うんだけどなあ。でもJ2も特に今季はどのチームもレベル上がってきてるもんなあ。
 それでもなあ……。

 あ、あともう一つ、記しておかないわけにはいかないことが。
 レフリーがひどかった。




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