BELLMARE 2004
「1」+αの収穫 1対1 vs横浜FC @平塚 04.3.20
「観客のみなさんにいいゲームを見せられなかった」とリトバルスキー監督が口にしたように、両チームともに持ち味を十分発揮したとは言い難い試合だった。
原因は冷たい雨と濡れたピッチ。
特にスリッピーなピッチの影響でミスパスが相次ぎ、ボールがサイドラインを横切る場面が幾度となく繰り返された。
先制点はCKからのオウンゴール。湘南DFのクリアミスではあったが、開幕戦で4点中3ゴールをセットプレーから奪った横浜の“目に見えない圧力”が呼び込んだオウンゴールと言ってもいいだろう。
とはいえゲームを通じて主導権を握っていたのは湘南だった。特に70分に同点に追いついてからは今季彼らが目指す「ピッチを広く大きく」使う攻撃の一端を披露。逆転劇こそ演出できなかったが、チャンスの匂いは十分に漂わせた。
「ボールが動き出せば問題ない。去年とは全然違うサッカーをやれている」と山田監督が自信に満ちた口調で語ったのも、戦術の浸透に手応えを感じているからこそ。その意味で、湘南にとっては勝ち点「1」以上の収穫を得た試合だったのかもしれない。
鈴木
時崎 パラシオス 村山
高田 浮気 中里 城定
金
柿本 アマラオ
-------------------------
城 ジェフェルソン
大友 臼井
マシュー 内田
小野 山尾 トゥイード 早川
菅野
*本稿は「サッカーダイジェスト」に掲載されたものです。