COLUMN



 シドニー2000TV観戦記(00.9.20)
 奇跡から4年後の日本0-1ブラジル。

  前半20分くらいまではどうなることか…と思ったけど、ブラジルのペースダウンと日本のレベルアップで、途中からは落ち着いて試合を見ることができた。というのはクールな目線での話で、応援モードとしてはかなり興奮してたけど。
 それにしても日本は強くなったなあ。これは間違いない。4年前アトランタ(というかマイアミ)では、マンマークを中心に、いわば“篭城”しての勝利。極端な話、ハーフコートでの試合に持ち込んでの白星だったけど、今回はフルコートで同じようにサッカーをやっての0対1。
 以前は、何十回に一度の勝利をオリンピックという場でもぎ取ったという感じだったが、シドニー(というかブリスベン)の戦いは、10回やれば2回くらいは勝て、3回くらいは引き分けることができるのではないか…と思えるような試合ぶりだった。
 Jリーグ世代の選手たちの急成長をみるにつけ、実業団から抜けきれなかったVリーグを選択したバレーボールの凋落ぶりとのあまりの対照に、複雑な思い。
 かと思えば、ソフトボールの溌剌さと輝きはあれは一体何だろう。まさに実業団スポーツなのだけど。色んな意味で、取材してみたいスポーツだと改めて。

 そんなこんなをブラジル戦後、四谷と湯島で学生時代の友人にして、スポーツへの愛を抱える編集者二人と飲みながら話した。サッカー、ソフトボール、ラグビーと競技を移しながら、過去と未来を俯瞰する。ちなみにラグビーは2008年大阪、いや北京?五輪より、オリンピック種目の仲間入りを果たすらしい。

 それにしても、ドーハ以降、ジョホールバル、フランスと、いつも同じ映像の繰り返しには、そろそろ飽きてきた。スポーツバー、相手国大使館、相手国料理屋さん…という驚異の紋切り型応援風景。飽きてきた以上に、猜疑心すら浮かんでくるのは、祝祭好き日本人への疑念なのだろうか。もしかして俺は非国民か?