COLUMN



 シドニー2000TV観戦記(00.9.24)
 強かった高橋尚子。小出監督とも名親子?


 早起きして女子マラソン。高橋尚子は本当に強かったなあ。自分でレースを作っている感じ。
 市橋さんとかは他の選手を見ながら“駆け引き”で走っていたが、高橋尚子だけは周りはお構いなし、自分のペースで走り切って、自然に優勝したという感じ。最後の1、2キロで少し苦しそうになって、走りが乱れてきたのを見て、何だかホッとしたくらいだった。

 夜は、五輪をメインに時々、巨人戦にザッピング。でも「0対4」で今日はないな…と五輪中継に専念していたら、突然字幕ニュース! 巨人優勝。何事かと思って、慌てて「4」にしたら、長嶋監督が胴上げされていた。
 9回裏に一挙5点。満塁とソロでサヨナラVとは劇的すぎる。サヨナラの瞬間の映像で、長嶋さんの誰にも真似できないような本能的な笑顔を見て、いつもながら憧れを感じてしまった。

 おかげで夜は、高橋尚子が各局周りの様子と、巨人のビールかけ、と忙しい。もっとも僕は巨人ファンではないので、同じ酔態としては、小出監督の方がずっと面白かった。この人も長嶋監督同様、陽性で、自分を信じている人だなあと。
 それにしても「Qちゃんを誉めてやってください」と酔って繰り返す小出監督と、それを適度に流しつつ、適度に諌めるQちゃん・高橋の図式は、うまくいってる家庭の父娘みたいで、なかなかよかった。
 高橋尚子という人は、頭がいい人だなとも思った。