『冒険者たち』
      〜日本代表、ワールドカップへの道〜

          2002年2月刊/学研



 私にとって2冊目の単行本となる『冒険者たち〜日本代表、ワールドカップへの道』が学研より発売になりましたので、その紹介&宣伝をさせて頂きます。
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 〜「あとがき」より

 本書は、ストライカー誌に連載されたものに若干の加筆修正を加えたものである。加筆は、雑誌連載時には誌面スペースの都合で割愛した部分を加えたもので、修整は、その大部分が拙い文章の推敲だった。したがって、いわゆる再構成はほとんどしていない。
 というのも、連載を開始するにあたっての僕の志が、ワールドカップへ向かう日本代表を、その瞬間、その場所の空気とともに記録しておきたい、ということだったからだ。
 予定調和ではなく、エピソードを連ねたい。その結果として、手触りのあるストーリーが展開されればいいし、もしも物語として成立しなくてもいいとさえ考えて、最初のページを書き始めたのだった。
 だから、単行本化にあたっても、ストーリーを再構成したり、エピソードの取捨選択をすることで、起承転結を成立させることはしないことにした。
 もう一つ、連載中から僕が意識していたことがある。それは、日本代表をピッチの上、スタジアムの中だけに限定するのではなく、タッチラインもスタジアムの屋根も取り払って、社会的な存在としてとらえたい、ということだった。世相や社会情勢、何よりも時代の空気の中で日本代表も存在しているのだという強い思いがあったからだ。……以下略。


  目次

  第1章 パリ−コルドバ
  第2章 新潟−鹿嶋−横浜
  第3章 札幌−大分
  第4章 静岡−東京
  第5章 ランス−サザンプトン−横浜
  第6章 埼玉−プサン
  第7章 指宿−日本平



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