2004年ベルマーレ総括               04.12.31


 2004年のベルマーレは、クラブ史上最悪の成績に終わった前シーズンの屈辱をバネに「REGAIN(奪還)」のキャッチフレーズの下、「4位」という具体的な目標を掲げてスタートした。
 しかし、開幕のホーリーホック戦から4試合連続のドロー。2つの黒星をはさんで、またドロー。第8節のアルディージャ戦でようやく初勝利を挙げたものの、その後、今度は4連敗……。序盤戦でキャッチフレーズも目標も形骸化してしまう。

 結局、折り返し点を迎えた時点でクラブは指揮官の交代を決断する。前シーズン途中から指揮を執り、選手からの信頼も厚かった山田監督ではあったが、わずか「3勝」では解任は致し方ないところだった。

 いずれにしてもこの時点でベルマーレの2004年は事実上終戦。川崎の独走と入替戦の実施もあって、過半数のクラブが「昇格」の可能性を残して終盤戦に突入する中、札幌とともに“蚊帳の外”で虚しい秋を過ごすことになってしまった。クラブ関係者、サポーターにとってチーム作りの難しさを痛感する一年だったに違いない。

 ちなみにクラブを俯瞰すれば、今季は現場の責任者である監督だけでなく、フロントの責任者である社長、さらにその両者をつなぐGMが、シーズン途中で交代した。いかにも結果論ではあるが、勝者となる条件を備えていなかったと言わざるをえない。

 とはいえ早々に終戦を迎えた分、リスタートも早く切ることができた。望月監督代行をはさんで第4クールからは上田監督が就任。早速チームのリメイクに着手した。その意味でベルマーレはすでに2005年を始めている。
「去年は辛かったけど、でもだからこそいまがある」と来年の今ごろ振り返えることができたなら、不本意なシーズンも甘美な記憶に変わるだろう。
2004年がハッピーエンドの起点として後のクラブ史に記されることを願う。