煩悩について 05.1.10
先日、「ザ・カップ」という映画を見ました
内容については(興味がある人は)映画そのものを見てもらうとして、その中でなかなか印象的な挿話があったので紹介します。
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夜、怪獣に襲われた人のお話です
それは世にも恐ろしい風体の、とても凶暴そうな怪獣でした。
でも、怖くて怖くて、逃げることはおろか身動きもできません
恐竜が大きな口を開いて近づいてきます。
鋭い牙と真っ赤な舌が目の前に迫ってきます。
いまにも食べられてしまいそうです。
恐怖に身を震わせながら、その人は怪獣に尋ねました。
どうして僕を襲うのですか?
どうしたら助けてくれますか?
すると怪獣は答えました。
そんなこと知るか。だって……
これはお前の夢なのだから。