
2006年5月
5月1日(月)
中田についての原稿書き。
5月2日(火)
高原についての原稿書き。
阪神vs村上ファンドがメディアと街を賑わせている。かつては「フロントがアホやから@江本」で現場とファンがフロントと対立したのに、いまや現場・ファン・フロントが団結して投資ファンドを目の敵にしている。ヘンな時代だ。
5月3日(水)
湘南vs神戸@平塚。最近会う人、会う人に「ワールドカップの仕事ないですかねぇ?」と揉み手している。今日もJ広報氏はじめ編集者以外も含めて数人に。
5月4日(木)
ワールドカップの資料作り。
FIFAからメディアチケットに関するメール。いよいよ迫ってきた感が強い。年の瀬みたいだ。もうすぐもうすぐ…なんて思っていると、最後の数日一気に加速して大晦日!みたいな。
今日、関心した一言。常識とは多数の持つ偏見のこと。
5月5日(金)
民主党「ニュー小澤」の演出。むしろ逆なのではないか。無理に笑わせてソフトな印象作るより、プロフェッショナルに徹して、むしろ頑固親父キャラを前面に出した方が、いまの時代、信頼されると思うけど。時代に棹差すと、しっぺ返しも食らうわけで。
5月6日(土)
サーフィン。J2、J1をそれぞれテレビ観戦。
死ぬときの最後の一言。「解なし」。なんかわかったようなことを口にするより、ずっとカッコいい。
5月7日(日)
せっかく早起きしたのに海にも行かず、仕事らしい仕事もせず。ワールドカップに関しては、もうだいたい出せるところにはパス出したので、あとはリターンがあるかどうか。午後、浦和vs鹿島をテレビ観戦。夕方、小見さんのテープ起こし。
夜、情熱大陸@TBSで唐十郎。赤松由美ちゃんも出てた。やっぱ八丈島で会ったときとは別人のように顔が締まってる。彼女に限らず真剣に賭けてる人たちはいい顔してるな、としみじみ。鏡見るのはやめとく。
5月8日(月)
朝、サーフィン。その後、湘南新宿ラインで都内へ。JRから有楽町線に乗り換えて、光文社へ行って、VSで打ち合わせして、女性自身に寄って、中野へ行って、王将でメシ食って、明屋でぶらぶらして、と何だか20年前のコースを辿っているよう。女性自身では松岡さんと雑談し、明屋では渡辺と久しぶり!なんて言葉を交わした。帰りには田村から電話までかかってきて、ちょっと笑えた。こういうことはツナガルものだ。そういえば、女性自身の若い編集の人が「カワバタさんですか?」と声をかけてくれたので、「?」と思ったら、なんとベルマーレファンで僕のことを知っていてくれたのだった。レッズならともかく、ベルマーレファンとこういうところで会うのも妙な気分。でもその分連帯感も沸くわけで。
5月9日(火)
新横浜のJR東海ツアーズで出張パックを買って、新大阪へ。日本vsブルガリア@長居。ハーフタイムにダイジェストの小須田くんと軽く打ち合わせ。ここへ来て、ワールドカップ期間中の仕事、少しずつ形になりつつある。
試合後は、仲間のライターと梅田の居酒屋さん。なんか息苦しい。
5月10日(水)
午前中に大阪を出て、小田原経由で一旦帰宅。午後、上田監督、高田哲也、遠藤さちえに中田について取材@ベルマーレ。取材後、途中合流の田中くんと、えぼし@茅ヶ崎。
5月11日(木)
午前、ナイキの宝泉さんに取材@天王洲。まっすぐ帰宅して、こんがらがってきた仕事の整理。
5月12日(金)
ワールドカップ期間中にナンバーでやることになったミックスゾーンレポートのテスト原稿を書いてみる。面白い試みなんだけど、読者にとって何が面白いか、ちょっとつかみづらい。あとは時間との勝負。
5月13日(土)
日本vsスコットランド@さいたま。
5月14日(日)
湘南vs徳島@平塚。試合後、クラブハウス移転問題に関して、7ゲートにサポーターが集まると聞いたので覗く。こういう何の肩書もタスクもない集まりでは「一部の一生懸命な人」と「その他大勢」になりがちだが、集まったほとんど人が発言したり手を挙げたり、当事者意識を持っていて素晴らしい。もちろん決定権を持っている人がいるわけではないので、色んなことをテキパキ前に進めるというわけにはいかないけれど、こういう緩やかな連帯が成立しているサポーターという層は、きっと大事が起きたときに地域を支えるファンダメンタルズになると思う。
5月15日(月)
ワールドカップメンバー発表@セルリアンタワー。ジーコが「マキ」と言った瞬間、おおーっと会場がどよめいた。ただメンバーは…オールスターの投票みたいで。ダイジョウブ? ちなみにセルリアンはジーコが監督就任会見を行なったホテル。
あとTFMも柴田玲ちゃんに久々に会った。「ちゃん」と言っても、もう人妻だけど。それでもアブダビでのビキニ姿が焼きついている僕にとっては「ちゃん」。
夜、大船で柏野と久々に会って飲む。福岡の小学校の同級生。なんだって大船なんだ? ちなみに今回柏野は愛猫を亡くしたばかりで、その最期の数ヶ月を励ましてくれたネットのサークルの人々に会うために上京したのだった。ホントはもっとダラダラしたかったんだけど、互いに、明日も予定が、ということで一軒で終了。もっと感激したかったような。やっぱ博多で会わないかんね。
5月16日(火)
スポルティーバ、ストライカーよりワールドカップ中の仕事の注文。VS、ナンバー、ダイジェストと併せて、これで何とかなるかなぁ。あとはどこがどれくらい経費を持ってくれるか、あるいはギャラに色つけてくれるか。ちなみにこのところのワールドカップの営業の最中、頭の中でリフレインしていたのは「生活の柄」@高田渡。あと「草枕」@夏目漱石。智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。とかくに人の世は……。まったくもって住みにくい。
5月17日(水)
昼、ベルマーレの風海コラムの原稿書き。夜、レイトショーで「CATCH THE WAVE」@茅ヶ崎マイカル。ちとがっかり。
帰宅後、「ウルトラダラー」@手嶋龍一、読了。手嶋龍一はサッカー協会広報の手嶋さんのおじさん。
5月18日(木)
中田の原稿。夜中、「モーターサイクルダイアリーズ」。若き日のゲバラ。
5月19日(金)
昼、サーフィン。夜から朝、中田の原稿。
5月20日(土)
湘南vs水戸@平塚。深夜、煙草を買いがてら車を出したら帰りたくなくなって、しばらくドライブ。
5月21日(日)
代表合宿@Jヴィレッジに2万を超えるファンが詰め掛けているのだとか。Jの試合よりも多い。「代表」っぽい。
中田の原稿。
5月22日(月)
早朝に終わらせるはずの原稿が、分量が目算と大きく狂ってしまって、昼過ぎまでかかり、昼過ぎに編集のタナカくんとの電話で「夜までいいですよ」と言われて、気が緩み、夕方うとうとしてしまい、結局終わったのはちょうど日付が変わる頃。はあ、非常に疲れた。そして頭の中が中田英寿でいっぱいになってしまった。ワールドカップということで久々に彼について立て続けに書いてきて思ったのは、やっぱり中田は相当魅力的だということ。だって書きたいことが次から次へ、しかも色んな切り口で出てくるんだもん。いつかまとまったものを書くチャンスがあればいいなぁ。
深夜、近所の温泉ランド、湯快爽快でふにゃ〜。早朝、就寝。
5月23日(火)
サカイさんが藤沢に来た。サカイさんの友達が4月にオープンしたばかりの教室でホットヨガを体験。いっぱい汗かいて、いっぱい伸びて、気持ちよかった。その後、ヨガの先生の矢澤さんも一緒に、バーミアンでビール&食事。話をしながら改めてしみじみ思ったのは、サカイさんはホントに長い間僕のことを見ていてくれている人なのだ、ということ。初めて会ったのはまだサカイさんがアメフト雑誌の編集部にいる頃で、僕はスポーツをメインにし始めたばかりで、もちろん二人ともいまより随分若くて、それでもいつもお姉さんで、なんせそれ以来今日にいたるまでずっと、それとなく気にかけ続けてくれているのだ。テンポラリーに仲がよかったり、ものすごく濃い交流をした人はそれなりにいるけど、こんなふうに長い時間、結婚したり退職したり、色んな人生の節目を迎えても、ずっと変わらず心の中に置き続けてくれる人というのはそんなにいないのではあるまいか。そんなに、というか、他に誰がいるだろうか……と考えて、つくづくありがたく思う。ホントにありがたいです。
帰りにせっかく藤沢に来たのでOPAで長袖Tシャツなど購入。ドイツに持っていく用。最近皮膚の具合がひどくて半袖を着にくいので。
5月24日(水)
昼、海。その後、ドイツへ持っていく目覚まし時計とか双眼鏡とか、その他諸々の買物@ダイクマ&ヤマダ電機。知らぬ間にポイントがたまっていて、ほとんど現金を払わなくて済んだ。なんだか不思議な気分。ちょうど帰り道、ものすごい雨。車なのに思わずコンビニで雨宿りした。
5月25日(木)
Pカン。今日は雨の心配もないらしい。が、残念ながら波なし。昼間はワールドカップ中の仕事の段取りとスケジュールの整理。夕方、それに関する電話数件。夜、仮眠とビデオ。夜中から朝、原稿書き。
5月26日(金)
最近、皮膚がひどくて集中力がない。モチベーションも低くて、無駄にダラダラしてしまう。
5月27日(土)
岩本輝男の「東海道てくてく旅」にますますハマっている。あっけらかんとした輝が哲学者に見える、なんて思ってたら、突然天真爛漫な悪がきに戻ったりする。そんな行ったり来たりがものすごく魅力的。袋井から見付では、89才のおばあちゃんに、人生って何ですか?と問いかけたりしていた。ちなみに答えは、儚いものです。
5月28日(日)
昼、海。夜、「杯@沢木耕太郎」読了。
5月29日(月)
長らく延び延びになっている単行本「スポーツで働く」の原稿書き。ドイツへ行く前に、少しでも進めておこうと思って。いまごろになって。
5月30日(火)
昼、デジカメ片手に海までラチエン通りを。ちょうどサーフィンに来ていた男性に声をかけて被写体になってもらったら、東邦チタニウムのサッカー部にいて、信藤さんの指導を受けたことがあるとのことだった。帰宅後、さて?と悩みながら原稿。ダイジェストでワールドカップ期間中にやる連載「ふすばる紀行」の第一回目、今日が締切なのだ。ふすばる紀行なのに、湘南から始めるのもひどい話だが、なんせ僕はまだここにいるわけで。
5月31日(水)
ドイツで使う携帯をネットで購入。レンタルするより安そうだったので。
ネットで思い出したのだけど、最近何か事件が起きると、犯人(もしくは被害者)のブログが引用されて、その人となりが決定づけられることが多くなった。平塚の5人殺害事件でもやっぱり娘、利加香さんのブログがニュース、ワイドショーで取り上げられていたし。となると、例えば僕が何かの事件の関係者になったしたら、一体何を言われるんだろう? ブログやホームページになんてロクなこと書いてないわけで。…でも、まあ死んだ後のことまで心配してもしょうがない。最悪、化けて出ればいいし。一応、宣言しとくか。たかだか日記ごときを覗き見ただけで、僕の人柄わかった気になってるアナタ、化けて出ますよ。