
2006年12月
12月1日(金)
茂から絵ハガキ。久々。以前はヨーロッパにサッカー観に行くたびにハガキくれてたもんな。久々に行ったということかな。てゆーか、茂は元気なんかな。ウオーターフロントにマンション買ったと聞いたけど、あれ以来まったく音沙汰ないもんな。
夜中、徒然なるままに思いを巡らせていたら、突然懐かしいメロディが浮かんできて、それをきっかけに「太平洋クラブライオンズ」とか「クラウンライターライオンズ」とか「平和台球場」とかネットで検索しまくる。ついには懐かしいあの歌――「君こそライオンズ」の音声ファイルも発見。深夜に一人の部屋で、パソコンに向かって歌ってしまった。豊穣な時間だった。やっぱ、いつかあの時代と、あの平和台と、あのライオンズと、あの子供たち(僕たちだ!)について書いてみたいと、改めて思う。
12月2日(土)
湘南×柏@平塚。9704人でスタンドが久々に埋まる。もちろん右半分は黄色。湘南も前半は左サイドから攻めたが、後半、谷沢に代えて小林を入れてフタされた後は形を作れず。というかチームになっていない。バラバラ。見ていて悔しいやら、情けないやら。腹が立って仕方がない。神戸が仙台に負けて、柏は逆転でJ1昇格を手に。試合後のレイソルサポの乱痴気騒ぎにまた情けないやら、腹が立つやら。そういえば前にもこんなことあったな。というわけでシーズン終了の真壁社長の挨拶はアウェースタンドの歓喜の宴にかき消され、ベルマーレの2006年も終了。
ちなみにJ1では浦和レッズが優勝。
12月3日(日)
大前研一の原稿書き。
12月4日(月)
キャンディーズ@Nスペ。「普通の女の子に戻りたい」と叫んだことを大人たちに「バカだ」と言われ、「でも私たちはバカじゃない」と解散を貫いた3人の女の子と、そんな彼女たちを取り巻いた若者たちの、あの時代のドキュメント。<学生運動→全キャン連→Jリーグサポーター>が、若者たちの団結ムーブメントの流れ、に見えてしまうのは穿った捉え方か。後楽園球場での解散コンサートに掲げられた「FOR
FREEDAM」のプラカードは「WE」から「I」の時代への象徴に見える。それにしても「微笑返し」の歌詞@阿木曜子の「お引越のお祝い返し」「おかしくって涙が出そう」はすごいなぁ。才能だなぁ。
夜中、「大停電の夜に」(源孝志)。田畑智子がいい。
12月5日(火)
今年は「喪中」ハガキが多い気がする。
夜中、「ひまわり」(行定勲)。セカチューよりもGOよりも、やっぱこっちだと思うのだけど。僕のベストは「贅沢な骨」。行定勲映画。
12月6日(水)
堀越正巳@立正大学。熊谷はなんと湘南新宿ライン〜高崎線で一本なのだけど、なのだけど、なのだけど。腰が痛くなる。帰りはナンバー・秋月さんの御好意でグリーン車に乗せてもらった。
J1/J2入替戦。第一戦。神戸0×0福岡。
12月7日(木)
関口知弘の旅についての一言。「僕の行きたいところじゃないところに行きたい」に感じ入る。
12月8日(金)
官製談合(天の声)で宮崎県知事も逮捕。小泉改革を契機に始まった(と思われる)一連の“ぶっ壊し”作業。「膿を出す」といえば聞こえはいいが、このままだと政治不信どころか、秩序破壊、モラル崩壊、厭世観、そして最終的には結局無関心へ行き着いてしまいそうで怖い。
夜、「蝉しぐれ」(黒土三男)。何とも清々しく切ない。父の亡骸を乗せた台車を押して坂道を登る少年を、少女が助けるシーン。日本映画史に刻まれる名シーン。
12月9日(土)
関東大学リーグ入替戦@熊谷ラグビー場。小雪散らつく寒風の中、埼工大のトンガ勢をタックルでせき止めて、堀越監督率いる立正大が1部残留を決定。試合後のバックステージ。いいねぇ体育会は。
夕方、新宿にて先日知り合った高校教師さんと会食。深夜、帰宅。
J1/J2入替戦。第二戦。神戸がJ1復帰。
12月10日(日)
スクープスペシャル@TV朝日。沖縄返還に付随する密約をスクープした咎でスキャンダルにまみれることになった毎日新聞記者の「その後」。森達也の著作でも紹介されていた昭和のジャーナリズム史の屈辱的な汚点。国家はこわい。
12月11日(月)
昨日見に行って迷っていたジョギングシューズを購入@シラトリ。そのまま都内へ。インプレッションで散髪@@駒沢。クラブワールドカップ・全北×クラブアメリカ@国立。国立でばったりテルに会ったら、いきなり不愉快顔で怒ってた。田坂本で名前が間違っていたらしい。相変わらずチェックが細かい、そしてしつこい……いや、ごめんなさい。ホント、ごめん。
12月12日(火)
昼、サーフィン。夕方から夜、明日の取材準備。
12月13日(水)
徹夜。興奮のあまり寝付けず。昼、堀越正巳インタビュー@恵比寿。
夜、クラブ・ワールドカップ・アルアハリ×インテルナシオナル@国立。呂比須、小島とベルマーレつながりの面々とばったり。
試合後というか、試合中というか、移動して山崎さん、室井さんと銀座。軽く飲んで終電で帰宅。帰ったらアジア大会の女子サッカー決勝やってたので、なんとなく見てたら目が離せなくなて最後まで(延長、PKで北朝鮮に負け)。
さらに「ALWAYS〜三丁目の夕日」。なるほど。これは堀北真季のハマリ役だ。
12月14日(木)
クラブ・ワールドカップ・クラブアメリカ×バルセロナ@日産…ではなく横浜国際競技場。試合後、浅田くんとファミレスでメシ&ダベリ。
12月15日(金)
松坂とレッドソックスがようやく契約。ポスティングで落札された60億円が西武に入る。西武代表の「60億はファンのために遣う。赤字補填には使わない」のコメントには違和感。球団が儲けるのは悪い、みたいな不可視な圧力を、ファンやメディアが醸し出しているのはおかしい。随分都合のいい話だ。
クラブ・ワールドカップ順位決定戦・オークランド×全北@国立。浅田くんとファミレスで食事して帰宅。
12月16日(土)
何の番組だったか忘れたけど、桃井かおりが「ワタシ、50の誕生日に逆上がりができるようになったのね」。非常にいい。僕も40歳になってサーフィンができるようになった。
未明、「金融腐食列島 呪縛」(原田眞人)。何度見ても好きな映画。ハリウッドの「ウオール街」とは違った意味でいい。
12月17日(日)
クラブ・ワールドカップ・3位決定戦&決勝@横国。FCバルセロナを注文通りに破ってインテルナショナルが優勝。今日も浅田くんとファミレスメシして深夜に帰宅。
帰宅後、1キロのランニングコースを地図で作る。昔はゼンリンの地図とか市街地図とかに定規当ててコース設定していたのに、いまはPC&ネット。時代は変わったなぁとひしひしと。もっとも茅ヶ崎の道は細いし、曲がりくねっているので、結構苦労する。苦労して何とか作り上げたら、我慢できなくなって結局実際に歩きに出てしまう。途中で夜明け。さあ、頑張ってみますか!
12月18日(月)
今日はストップウォッチ購入@ヤマダ。昔使ってたSEIKOのやつにしようと思ってたのだけど、なんだかCASIOのかっこいいのが気になってしまって。
中村憲剛@NHK「人間ドキュメント」。福家強化部長の「体の線は細かったが、読書好きなところに注目した」が面白かった。想像力がサッカーにも必要ということ。あと憲剛の「ガーナ戦は緊張した。全員外人のチームとやるのが初めてだったので」もリアル。代表歴があるかどうかというのはこういうこと。
12月19日(火)
寝付けず、午前就寝。起きられず、夕方起床。
僕の歩く道@CX。最終回。このドラマは、いろんな人が見て、いろんなことを感じられるところがいい。
夜中から堀越のラフ原稿。
12月20日(水)
昼ごろ就寝。夕方、起床。夜から原稿の続き。
12月21日(木)
朝か午前には書き上げられるつもりだったのに、迷宮に迷い込んでしまってどうにもうまくいかず…。ラグビーだし、読者も大人だし、と力んでしまったせいもあるけど、やっぱりここ数ヶ月まともな原稿から離れてしまっていたことがやはり大きく…。
ゲロ吐きそうになってきたので、昼ごろ少し仮眠してリセットしようとしたけど、結局寝ながら構成を考えているので、再び起き出して…
12月22日(金)
…早朝、原稿アップ。ぐったり。数十杯のコーヒーと、数十本の煙草でカラダもズタボロ。少しぼけっとして昼間寝る。
夜、ジョギング。とりあえず3キロ走ってみる。このプロジェクト、初走りだったのだが、なんとタイムは9分台。ある程度は覚悟していたのだけど、これは思っていたより大変だ。あの頃は5分台で42キロ走ってたわけで。10年のブランクは想像以上に大きい。足の故障ばかりを不安視していたけど、根本的に厳しいことになりそうだ。
12月23日(土)
昼、サーフィン。波はないが、リラックス。
スーパーサッカー@TBS。白石美帆が最後の出演。8年間なのだとか。すごい長い間やってたのだな。それ以上にスーパーサッカー、長寿番組だな。「激戦の土曜深夜枠を守るのは大変」と言ってた名鏡さんの言葉を思い出す。
白石美帆の最後の挨拶。「私たちはADカードで試合を見ることができる。行列してチケットを並んで買っている人たちに何かを伝えたいと…」。いいこと言ったな。
12月24日(日)
未明というか夜中、起床。早朝、サーフィン。
昼、大学ラグビー2回戦・関東学院×東海・早稲田×慶応@秩父宮。のべつまくなしでスタンドから音が聞こえないのが斬新。プレーにどよめいたり、応援に笑ったり、大人が多い。平均年齢は相当高い。無論興行的には将来が不安なのだろうが、個人的には頑固親父が残っている感じで、なんか嬉しい。
12月25日(月)
午前、起床。サーフィン。今日も波なし。
夕方、仕事の連絡数件。夜、早くにこたつで寝てしまう。生活リズム直したいのだけど。結局1時すぎに起床。手紙の返事、切り抜きや仕事の段取りなどなどなど。
12月26日(火)
朝、「レインボードライブ」(大江利哉)。ストーリーは横に置いて、ハワイの、サーフィンの映画として眺める。
昼、「小さなスナック」(ナンシー関・リリーフランキー)読了。文庫のあとがきとして、リリーが追悼を書き添えている。
夕方、突然思い立って空気清浄機を購入@ヤマダ。
役者魂@TBS、最終回。「がっかりしても落ち込まないこと」by松たか子。
12月27日(水)
Pカン&暖かい。が、波は肩〜頭でビビって入れず。代わりに、というわけではないがジョギング3キロ。
サイドマンブルース@NHK。角野卓造がダメな役者について「芝居を愛するよりも、俳優としての自分を愛するタイプ」。
双葉社の真井さんが「日本サッカー史」+「資料編」を送ってくれる。後藤さんの労作。知的好奇心が刺激されるセット。
12月28日(木)
真壁社長・遠藤広報@モトロッソ。マスコミ塾の打ち合わせ。
深夜、ジョギング。3キロ。
12月29日(金)
天皇杯準決勝、浦和×鹿島@国立。
夕方、ぺりかん社の新たな担当者、廣嶋さんと顔合わせ@ルノアール。
夜、サッカー仲間の忘年会@恵比寿。俊、室井、カオル、中山、佐野、平野、浅田、加部と。
12月30日(土)
午後、サーフィン。夜、テレビ。「レコード大賞」で八代亜紀の「舟歌」を聴いた瞬間、年末感がリアルに込み上げてくる。
夜中、マスコミ塾についてあれこれ考えてたら、夜明け。
12月31日(日)
年賀状を書き、両親に電話して、年越しの準備は完了。午前0時は路上で迎えた。が、せっかく勢いつけようと走ったのに、懸念していた故障が再発。左足アキレス腱上部がピリッと。おまけに右足緋骨もズキズキする。意地張って5キロ走ったけど、年越しながらかなり暗い。キツくても頑張りたいのに、頑張れないのはもう勘弁してほしい。
未明にかけてマスコミ塾についてあれこれと。