
2009年8月
8月1日(土)
今日はみなとみらいと横須賀と小田原の花火大会、なのだがどこにも行かない。あと関東で唯一三尺玉が上がる古河の花火大会もあるのだが、やっぱり行かない。
終日うちとうちの近所。
夜、全英女子オープン。三塚、宮里が首位争い。宮里はメンタル強い。
8月2日(日)
完徹でサッカーダイジェストの原稿終わらせ、午前に寝て午後起床後、MDPの原稿。
全英女子オープン最終日。宮里藍、宮里美香が一時優勝争い絡んだこともあり、没頭して見る。優勝は10週前に出産のスコットランド39歳、マシュー。
8月3日(月)
今日も完徹。プレジデントファミリーの原稿書き。そのまま望月・有田市長のインタビュー@赤坂。
古橋広之進が死去。世界水泳開催中のローマで急逝。その世界水泳では、まるで東洋のトビウオの神通力のように世界新が43個も出ている。戦後の日本人を奮い立たせたワールドクラスのアスリートに合掌。
今日から裁判官制度スタート。
8月4日(火)
俊ちゃん宅にてバーベキュー&花火。達也さんとゲスト3人。うち瀧川さんは本日世界水泳のローマから帰国したばかりのテレ朝スポーツ女史。そのタッキーの友達は、早稲田のGWがよく使っていた渋谷のBANのお嫁さん。で花火大会中に稲村ケ崎で合流した岩田さんは昔インタビューしたことあるJFAさんだった。6人で深夜というか早朝まで盛り上がった。
8月5日(水)
押尾学に続き、酒井法子の夫も覚醒剤所持で逮捕。しかも酒井法子が現場から逃走し行方不明というドラマのような事態。サンミュージック社長が酒井の身を案じてメディアを通して呼びかけをしている様が何とも不可解。
夕方、湘南×水戸@平塚。1対0で勝利。
禍福はあざなえる縄の如し。
8月6日(木)
朝からMDP、ダイジェスト、スポルティーバと原稿書き。夕方、マスコミ塾。
大原麗子が死去。死後3日。いわゆる孤独死であった。かわいらしい、チャーミングな年上の女性だった。あのあの声が聞けないと思うと寂しい。合掌。
8月7日(金)
真井新さんの告別式@茅ケ崎。真井さんは双葉社の編集者として僕の「星屑たち」を出してくれた。しかもダブルブッキングしてしまったせいで、先に約束していた「星屑たち」を後回しにさせてほしいという僕のわがままな願いを、あっさりと受け入れてくれ、そればかりか「それはチャンスだから、そっちを先にやった方がいい」とまで言ってくれた。
体調が優れないと聞いた後、半田さんの段取りで、一度平塚競技場でベルマーレの試合を見にお連れしたことがある。J2の大したゲームではなかったが、試合後には腐すことなく、まっすぐにその日のゲームについて話してくれた。その後、僕の母もガンになり、容態を気にしつつも伺うことができなかった。そういえばまだ元気だったころ、早朝に突然留守電に「マナイですけど、今日は最高の波だよ」と入っていたことがある。家も所だし、これからもっと親しくさせてもらう機会もあったはずだった。無念である。
葬儀場には自らプレーされている写真がたくさん飾ってあった。走ったり、ボールを蹴ったり、まだまだできるエネルギーをお持ちだった。「サッカー批評」の創刊や、後藤健生さんの「日本サッカー史」の刊行をはじめ、これまでもサッカー界への貢献は大きかったが、これから先はもっと存在感を増される出版人だったと思う。口惜しい早逝に唇を噛みつつ合掌。
8月8日(土)
甲子園開幕。明豊が興南に4対3でサヨナラ勝ち。南こうせつ作曲の校歌を斉唱。
夕方、茅ケ崎花火見ながらジョグ。5キロくらい。
夜、「クライマーズ・ハイ」。何度見てもいい映画。役者と登場人物がみんな立っている。生きて、もがいている。
深夜、マンちゃんがゲロ。それもかなり大量に、5、6回も。
この数日間に被疑者の妻から容疑者に、行方が心配から逃亡者に立場の変わっていた酒井法子が出頭、逮捕。
8月9日(日)
湘南×鳥栖@平塚。1対0で勝利。ハーフタイムに地震があった。
炎のタックルマン、石塚武生、死去。57歳。前日まで菅平にいたという。大男たちに決して負けなかったジャパンの体現者に敬意を込めつつ合掌。
8月10日(月)
昼、サンスポの原稿。
夕方、ガソリンスタンド目前でガス欠。横を自転車で走っていた真っ黒いお兄ちゃんがすぐに気づいて押してくれる。極めて自然に押してくれて、極めて自然に去っていった。すごく幸せな出来事だった。
夜、プレジデントファミリーの原稿。
8月11日(火)
未明、自信。かなり大きい。震度3とのこと。静岡では最大6も。
夜、眞壁社長と飲み、しゃべり@長屋。結構言いたこと言わせていただいた。が、眞壁さんの包容力は尋常ではない。その器の大きさがやさしさと甘さの両方につながった結果が、現在のベルマーレだと思う。
「僕の父はA級戦犯」@ドキュメンタリ宣言@テレ朝。うじきつよし×父親×ディレクターによるできあがったドキュメント。うじきさんは、大人になっても「こどもバンド」で気持ちいい。王様は裸だ、とストレートに問い続けている。
8月12日(水)
早朝、サーフィン。ほとんどテイクオフできず。くらげもプカプカ。
母にTEL。体重32キロ……。
山城新吾、死去。画面の中で鋭い眼光を放ったカリスマ司会者も、特養老人ホームで、ひっそりと。合掌。
8月13日(木)
今朝もまた地震。
昼、MAREの原稿。午後、フィジカルコーチの西方さんの取材@藤沢。指導していた子供の中に一人、優れた素材の少年がいた。
夕方、マスコミ塾。
海老沢泰久、死去。まだライターになる以前、憧れていたスポーツ&ノンフィクションライターの一人。合掌。
8月14日(金)
早朝、俊ちゃんとサーフ@由比ヶ浜。ここは遠浅でメローで長い間乗れていい。鎌デニで朝食というか昼食。
昼からビーチバレージャパン@鵠沼。今日は一日海だ。カメラマンの末石さんがそのままうちに来て、茅ケ崎で軽く飲み。
8月15日(土)
早朝、今日も俊ちゃんと海@由比ヶ浜。上手な人を参考にしながらパドルの練習。昨日と同じように、昼から鵠沼でビーチバレージャパン。
8月16日(日)
早朝、MAREのテープ起こし。午前からビーチバレージャパン@鵠沼。広瀬が来ていて、さかいで焼き肉ランチをおごってくれる。浅尾美和所属事務所の社長とも少々。
焼け過ぎて、あちこちがかゆくて寝付けない。
8月17日(月)
今日も早起きして、早朝からMAREの原稿。
昼。ジョグ5キロ。暑い、熱い。体重が65.8キロ。65キロ台は久々。
ウサイン・ボルトが9秒58@ベルリン世界陸上。
ドキュメンタリ宣言@テレ朝は「左翼と右翼」。テレビのタブーに挑むような企画。放送は簡単ではなかったはず。CMもほとんど入っていなかった。なのに放送。実現した人はエライ。
8月18日(火)
午前、プレジデントファミリーの原稿書き。
午後、高校野球@テレビ。今夏の甲子園では「1」だけでなく、「10」「11」、さらには「6」とか「2」とかの背番号をつけた好投手が多い。明豊のように超高校級のスケールの大きな選手が揃っているチームも。
8月19日(水)
午前、プレジデントファミリーの原稿。
午後、海。先週のパドルを体得しようと意識してやる。ちゃんとクロールして前への推進力つけてしっかり泳ぐように。
8月20日(木)
甲子園。この夏の僕の注目チーム、明豊が今日も常葉橘に勝利。1→6→10の投手リレーは圧巻だった。個々の能力高い。
昼、MDPの原稿。夕方、マスコミ塾。
深夜、日活ロマンポルノの名作、「ラブホテル」。監督は相米慎二だ。
8月21日(金)
明豊、シーソーゲームの末、菊池雄星の花巻東に破れる。今日も6→1→10→6のリレー。敗れたとはいえ、今宮は本当にすごい。150キロ台を連発しながら連続3三振。投げても打っても、運動神経の塊のようだ。僕もあんな素質に生まれたかった。いずれにしても好チームによる好ゲーム。打力の明豊、笑顔の花巻東といった感じで、おかげで清々しい午後だった。
8月22日(土)
散髪@駒沢。インプレッションの新人くんがサッカー部出身で、僕が車に積んでいたサッカーボールでリフティングを披露。僕も日頃の成果を見せようとやってみるが、まったくうまくいかない。せっかく部屋でちまちまやってたのになあ。
そのまま柏×横浜FM@国立。1対1のドロー。大住さんに「やせたね。どっか悪いんじゃないの?」と言われた。確かにやせてきてる。
8月23日(日)
午後、海。ほとんど波ないが、うまくテイクオフ。パドルつかんだ!? 後半ノーズが落ちてパーリング続く。
湘南×仙台@平塚。今日も1対1のドロー。
8月24日(月)
甲子園決勝。中京10対9日本文理。6回にミスも絡み、中京が6点を奪ったところで勝負はついていたはずなのだが、9回裏、それも2アウトから文理が粘りをみせ、すると大量リードの中京も落ち着きをなくし……。結局、最後サード強ライナーでゲームセットになったが、1メートルずれていたら同点もありえた。まさしく高校野球らしい決勝。それにしても花巻東をはじめ、清々しい笑顔が印象的な大会だった。
8月25日(火)
ここ数日続けて見ている「日本の首領」(中島貞夫)をはさんで、終日、単行本「スポーツライターになろう」の原稿書き。
8月26日(水)
今日も単行本の原稿書き。
「アポロは月に行こうという目標があったら月に行くことができた。飛行機を改良した結果、月に行けたわけではない」by三木谷@楽天。
8月27日(木)
単行本の原稿書き。夕方、マスコミ塾。
うちに戻ったら、突然同じマンションの女子高生が寄り添ってきて、「いま帰り道で『胸触らせろ』って……」。脅えた様子だったので、大丈夫、大丈夫、と何度か繰り返してあげる。聞けば、すれ違い様に「触らせろ」と声をかけられただけらしい。そこまで純な子だと思ってなかったので、何だか妙に微笑ましくなってしまう。危うく(もちろん安心させようと思って)「大丈夫だよ、触られてないんだし。それに胸くらい触られたって…」と言いそうになったが、さすがの僕も自重。そういう安心のさせ方が効果的な年になってほしいような、ほしくないような。、
8月28日(金)
昼から佐野さんがやってきて、あれやjこれやと主に恋愛の相談というか話をつらつらとしている。話して落ち着きたいのだろうと、相槌を打ちながら聞いている。夜、飲みに行って、もしかしてこのまま泊まるんだかなと思っていたら、ちゃんと帰った。成長している。少し前の彼女なら絶対泊まってる。まあ、あれだけ彼氏の話をした後で、さすがに泊まらんわな。なんか佐野さん見ていると、兄のような気分になる。いや、たぶんこういうのが兄の気分なんじゃないかと思う。仕事にせよ、自立にせよ、男にせよ、0から1になるところを見てきたような気がして。
失業率が5.7%。5%を超えると暴動が起きるなんて聞いたことがあるが、さすがに日本ではそんな気配はない。でも危機的状況であることは確か。1年で100万人も失業者が出ているのだ。
8月29日(土)
午後、「フライングラビッツ」(瀬々敬久)。JALバスケ部のいかにもありがちな話なのだが、目頭がやばくなる。こんな陳腐な物語で昼間っから泣いてしまう自分を、一体どうなってんだ、と訝る。
ミュージックフェアで久々に長淵剛。「西新宿の親父」を熱唱し、「夏祭り」を3フィンガーで弾き語る。やるならいましかねぇ、と北の国からで五郎さんが調子っぱずれに歌ってたなあ、と思い出しながら聞く。
夜、山田うどんのマネージャーが来る。先日、藤沢の某店でのあまりの対応の悪さに怒った客(=僕)に謝りに。なんかクレーマーみたいで嫌だけど、本当にシャレにならないような事態だったんだ。
夜中、チューボーですよ、でショーケンを見て、それから単行本の原稿書き。始めるのが遅い。
8月30日(日)
単行本の原稿書き。しゃかりきになって必死に。夏休みの宿題みたいだ。
衆議院選挙。民主大勝。そりゃそうだわな。小泉「自己責任」発言以降、自民党には決して入れない僕も選択肢としてはやっぱり、だった。それにしてもこれだけ獲ると大変。ミスすればすぐに叩かれる。無論、うまくやればそのまま政権を握り続ける可能性も。うまく二大政党制に移行できればいいが。
8月31日(月)
結局、民主党は300超の議席を獲得。4年前の郵政選挙では自民が300超だった。すごいな、日本人の国民性。
単行本。青弓社の矢野さんが締切を1週間延ばしてくれた。よかった。
おかげで気分が緩み、ダラダラと選挙のテレビ。あとNHKBSでやってた秋田大曲の花火大会、すごかった。絶対行きたい。いつか行く。