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 岡野雅行@浦和レッズ      05.2.3


 岡ちゃんとはすごく久しぶりに会った。
 あのフランスワールドカップ予選の「旅」では随分色んな話を聞かせてくれたし(「今日すごいうんこが出たんですよ」なんてことまでぶっちゃけて話す男である)、ジョホールバルの直後には取材で何度かインタビューをしたし、またフランス本大会前には六本木で飲んだりもした。

 岡ちゃんは真面目な男である。
 そして「サッカー選手」以外の人生もしっかり生きている男である。
 今回はスポルティーバ編集長(レッズの熱烈ファン!)との対談の「まとめ役」という立場だったので、僕はほとんど口をはさまなかったが、それでも彼の口ぶりを聞きながら「ああ、懐かしいな」と何度も思った。
 あの「旅」は僕にとって(たぶん岡ちゃんにとっても)生涯忘れられないほどの辛く、厳しく、おまけにやるせなく、切なく、でも幸福な旅だったからだ。

 そうそう、今回の対談では高校時代や大学時代の話がたくさん出てきて、魁男塾のモデルとなった彼の母校のエピソードや、日大時代の昼と夜の日常についての回想は、単純に非常に面白かった。
 これは編集長とも共感したところなのだけど、最近増えてきた「サッカー純粋培養」タイプの選手では語れないような逸話の数々を楽しませてもらった。

 それにしても彼もすっかりベテランである。僕も気がつけば(ベテランとは言わないまでも)すっかり中堅である。
 そういえば、キーちゃん(北沢豪)は僕のことを「ライターではもう随分古い人」と言っていたし、富樫(洋一)さんにいたっては「すっかり大御所だね」なんて冗談をぶつけてくる始末。
 若手です、ペーペーです、というのはさすがにちょっと辛くなってきたけど、それでも「ちょっと気の利いたガキ」くらいのポジショニングでずっと存在していたい、と思う今日この頃である。