interview

 鈴木徳昭@JFAハウス      05.3.11


 鈴木さんは、キャプテンズヘッドクオーター(CHQ)部長。キャプテンの意志を現場で実践する行動部隊のヘッドである。
 ちなみにお父さんは往年の日本代表選手、お兄さんは現FC東京強化部長、本人も慶応大学サッカー部で活躍したサッカー一家である。
 サッカー業界入りは、日産自動車入社後。といっても実は日産には一般入社で、サッカーコネクションで入ったわけではない、とのこと。それでも当時の加茂さんに誘われ、サッカー部のGM的な仕事をこなしているうちに、ずっぽりとサッカー界に浸ることになる。そして、Jリーグ創設時から2002年まで、サッカー協会、JAWOCで要職を務めてきた。

「要職」というのは「偉い」という意味ではなくて、キーマンとなり続けてきたということ。1990年代のトレセン改革にも絡んでいたし、1990年代半ばの「腐ったミカン」事件にも絡んでいたし、トルシエ時代には強化推進本部の一員でもあった。
 そして、現在はCHQのトップとして、相変わらずキーポジションに就き続けている。
 ちなみにCHQというのは川淵キャプテン直轄で、日本協会のあらゆるジャンルの仕事に部署の枠を超えて取り組み、改革を断行しているセクション。言い換えれば、現在のサッカー協会で、もっとも自由で、もっとも花形で、その分もっとも忙しい部署である(独自の予算も持っている)。
 そんなわけで「他の職員からやっかまれませんか?」と同情したら、苦笑いしておられた。少なからずそういう面もあるらしい。それでも激務(1日に複数の県協会を回ることなんて日常茶飯事らしい。おまけにトヨタクラブ選手権や助成金事業の事務方責任者でもある)にもかかわらず、朝出勤前にベルリッツへ通い、フランス語の勉強をしているというから、相当な向上心の持ち主なのだと思う。そして、もちろん精力的な人でもある。

 今日は主にCHQの施策について伺ったのだが、本当はゆっくりこれまでの見聞を伺ってみたかった。そうすれば「日本サッカー裏史」を綴ることができる。もっとも「腐ったミカン」をはじめとしたトップシークレットについては容易に口を開いてはくれないだろうけど。