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 J2第5節 湘南 1対0 甲府  @平塚  05.4.2

 勝敗はえてして、思いがけない形で決するものだ。この日の平塚競技場も、後半早々にうまれた思惑外のワンプレーが勝ち点「3」の行方を決めた。
 前半は「難しいゲームだった。動きようがなかった」と大木監督が振り返った通り、互いに中盤のキーマン――湘南の加藤、佐藤、甲府の藤田、石原あたりのマッチアップを意識しあう、デリケートな展開。「タフな試合になると考えていた」という上田監督にとっても、それは予想通りだったに違いない。

 しかし、後半4分、そうした繊細な駆け引きとはかけ離れたところでゴールが生まれる。
 右サイドからルーキーながら開幕戦からスタメン起用され続けている冨山が上げたクロスは、弾道といい、スピードといい、得点を予感させるものではなかった。
 ところが、一瞬の空白の後、湘南サポーター席から歓喜の雄叫びがあがる。人数的にも十分揃っていた甲府DFの狭間で、柿本がミートしたボールはゴール右隅に転がり込んでいた。

 結局「難しいボールではなかった。競る選手もいたので、GKも含めてなんとか守れると……」(大木監督)というこのワンプレーで甲府は黒星を喫することになる。悔いの残る敗戦だったに違いない。
 一方、開幕2連勝の後、前々節で京都に惜敗、前節で福岡に引き分けと、強豪相手に好ゲームを演じつつも白星を飾れなかった湘南にとっては、今後につながる貴重な白星。
「上(位)にいけるかどうかの分かれ目の試合」(加藤)を乗り切り、チームのムードも上向き。さらに勢いをつけて大願へと進む。

*本稿はサッカーダイジェストに掲載されたものです。



           小林

  富山  バリシッチ  浮気  田村

       吉野    佐藤

   保      坂本      加藤

          柿本
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
        小倉  バレー

   石原              藤田

       鈴木    倉貫

  杉山  オリベイラ  池端  津田

           鶴田